小学校でプログラミングの教育が2020年度から始まりました。それ以前からSTEM教育(Sience/Technology/Engineering/Mathematicsの頭文字を取った造語、ステムとかスティームとか呼ばれています。)が流行り始め、ロボットプログラミングやゲームでのプログラミングの教室が増えてきました。
親世代としては1990年代の終わりからようやくインターネットが普及し始め、パソコンを使っての仕事が当たり前の社会になり、2000年代後半にスマホが出始めたITの進化を目の当たりにしながらも、ITの仕組みについては理科系の専門職の仕事で別世界の話だったと思います。一般的にもパソコンやネットに詳しい人はオタク扱いであまり良いイメージはなかったと思います。
とはいえ、プログラミング教育の目的はテクノロジーの素養を身に付けるとともにロジカルな考え方を育成するためのものである前提から避けては通れない科目なので、このカテゴリでは小学生にわかるような感じを目指して記事を書いていきたいと思います。
お父さん、お母さん、大丈夫!かく言う筆者も中学校から理数系が苦手で大学まで理科や数学を避けて避けてきたものの就職氷河期でやっと就職できたシステム会社で初めてプログラミングを学び、3ヶ月未満の新人研修を経て現場でプログラミングを中心としたシステム開発の仕事をするようになったので恐るに足らずです。
まず、プログラミングと一口に言って、まずプログラミング言語やコンピュータの話を想像すると思いますがちょっと待ってください。プログラミングはコンピュータを動かすための命令を記述するものなので「仕組みを知る」ことと「何をやりたいか」を考えることが大切です。
今回は初回ということでコンピュータの仕組みについて見ていきたいと思います。
世の中にはあらゆるコンピュータがありますが、ほとんどが同じ仕組みで動いています。中でもプログラミングを実際にやる、パソコンをイメージすると分かりやすいかと思います。
パソコンを構成する主な部品と役割
1. CPU : 中央演算装置ともいい、コンピュータの中心人物です。入力された命令(プログラミングで作ったアプリ)やデータを読み込んで計算、処理をして出力します。
2.メモリ:主記憶装置ともいいます。CPUにデータを渡し、処理されたデータを受け取る役割をします。
3.ハードディスク(HDD)/SSD:補助記憶装置ともいいます。CPUやメモリは処理しているその時しかデータや命令を持っていることができませんし、持っていられる量も少ないです。これを補うために大容量のデータを長期に保存しておく役割を持っています。
4.その他
・マザーボード:CPU、メモリ、HDDやSSDなどの部品を物理的に繋げ、橋渡しをする役割
・キーボード/マウス:入力装置の代表例でコンピュータに情報を入力する役割
・ディスプレイ:言わずもがな、画面のこと。コンピュータで処理された情報を表示する役割
[仕組みの]※下手絵注意
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