ビジネスにおいて、どのような分野でも仕事の計画、段取り、進め方、終息やヒト・モノ・カネなどのリソース(資源)の管理、進捗状況やリスク・課題の管理などマネジメントの重要性が認識されて久しいが、相変わらずの人材不足の状況がある。
プロジェクトマネジメントには、米国のプロジェクトマネジメント協会(PMI)が発行するPMBOK(Project Management Body Of Knowledge)という知識体系をまとめた国際標準が存在する。PMIは世界各国から業界を問わずプロジェクトマネジメント従事者を集め、全業界を網羅するプロジェクトマネジメントの知識体系をまとめている。(事例の多さからIT系、建設系に寄っている感じはするが)
これをベースにした開発標準を大手のIT企業やコンサルティングファームは設定しているが、正直いって「これを習得すればマネジメントができる!」という代物ではない。あくまで知識体系であり指針に過ぎないので。プロジェクトマネジメントの性質としても「人がチームでやる仕事」が前提にあるためどうしてもケースバイケースでの対応が必要になる。PMBOKでも上記企業での方法論でもテーラリング(状況に合わせて規格や標準を仕立て直すこと)が前提になっている。
このカテゴリでは、PMBOKに基づいたプロジェクトマネジメントの考え方だけでなく、筆者がIT企業~コンサルティングファームと長年に渡りプロジェクトマネジメントに従事してきた経験からケーススタディ形式でプロジェクトで起こる事象からどう対処したか、教訓はなにかを記事にしてお伝えし、読者の参考になれば幸いである。
また、マネジメントは何も組織やプロジェクトに限ったことではなく、個人レベルでの、例えば資格取得に向けた学習や旅行や季節の行事(誕生日、節句、クリスマスパーティなど)にも応用ができると筆者は考えており、合わせて触れられればと思う。
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